ワンポイント講座 ~介助編~

車椅子介助の注意点

車椅子介助時のポイントを3つ

1)場を離れるときには「ブレーキをかける」

2)肘が車椅子の外へ出ないようにする

3)移動はゆっくりと(スピードへの怖さが筋緊張を高めてしまう)

寝返り介助の方法

【足から寝返り介助をするポイント】

 ①膝を立てる

 ②寝返る側の手の空間をつくる

 ③膝を倒す

 ④上半身を寝返る方向へ誘導する

 

【寝返り介助で配慮すること】

 ・転がせばいいというのではありません

 ・股関節の手術直後、圧迫骨折、肩の亜脱臼などは細心の注意を!!

 ・人の身体は丸太のようには動けない

 ・手と足と身体が連動して動くことが大切です

 

【手(上半身)から寝返り介助をするポイント】

 ①顔を寝返る方向へむける

 ②手を寝返る方向へ伸ばす

 ③膝を立てる

 ④上半身から身体を誘導する

 

※片麻痺の場合、両手を組んで真上にあげてから寝返る方法もあります!

 

↓詳しくは下の動画を!

 

起き上がり介助の方法

立ち上がり介助の方法

移乗介助の方法を紹介!

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移乗介助の方法 基礎編
施設内で勉強会を行いました。基本となる考え方と実施方法をテキストにしています。
移乗介助の方法.pdf
PDFファイル 987.2 KB
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移乗介助の方法 応用編
二人介助、だっこ法、かつぎ法の実習を行いました。具体的方法についてのテキストです。
移乗介助技術アドバンス.pdf
PDFファイル 913.6 KB

認知症の方へのリハビリポイント

◆認知症リハビリテーションの5原則

 ①快刺激:

リハビリは共に笑顔で行います。笑顔で楽しく過ごせる場面設定や雰囲気作りに努めます。

 コミュニケーション : 

  親しみを込めたコミュニケーションは不安や喪失感を安心感へと導きます。

 褒める :

  生活意欲が高まるように“褒める”ことを大切にします。

褒められることは脳にとって報酬であり,生活意欲や学習意欲を高める効果があります。自尊心の回復にも繋がります。

 役割 :

「社会の役に立ちたい」という願いは人間の本質です。利用者が主役で活動し、スタッフが支える関係性を大切にします。簡単な作業であっても役割を持つことで不安の解消や自分らしさを取り戻すことができます。スタッフは利用者の役割活動に敬意を表します。

 失敗を防ぐ支援 :

できること” と “できないこと” を把握して、できるだけ本人の能力を引き出し、最少限の援助でうまくできるようにして成功体験を感じていただきます。