- 高齢者の排尿の特徴
高齢になると排尿機能の低下による尿失禁が発生しやすくなります。
主な症状は、
- 尿量が減る
- 尿の回数が増える
- 残尿感が強くなる
- 夜間たびたびおしっこにいく
などです。
腎臓へめぐる血流量が低下している場合には、尿量が減ることがあります。
膀胱に尿がたまりますが、その弾力性が低下したり、膀胱そのものが小さくなってしまうと、わずかな尿でおしっこに行きたくなったしします。
また、膀胱の収縮力が低下すると、おしっこの勢いが弱くなり、特に男性の場合は残尿が起こりやすくもなります。
夜間の頻尿が起こりやすいのは、横になって休んでいると、腎臓への血流量が増加し、おしっこがたくさん作られることで発生しています。
排尿機能の低下の原因を理解することで、適切な支援を考えることができます。