『生活リハビリ』の充実をめざして!

生活リハビリということばをご存じですか?

 

 リハビリというと、専門の療法士による機能訓練をイメージされるかもしれません。従前のリハビリは、受傷後に機能練習をし、回復したあとで、通常の生活を行うというものでした。

 しかし、介護保険施設では、普通の生活をすることで、機能のみならず、生活行為全般を改善していこうという自立支援の考え方をしています。ですから、パジャマのまま部屋過ごすことは原則としてありません。朝起きたら着替えを行い、食堂まで移動してごはんをたべ、トイレにいって排泄をする・・・普通の生活です。

 利用者様の心身状況に合わせた「ケアプラン」を作成し、生活場面で最適な介助を行うことで、能力の維持向上を図ることを「生活リハビリ」と呼んでいます。

 

フェアウインドきのでは、日常生活の中でのリハビリを大切にしています。

生活リハビリを動画解説


「やってもらう」から「自分でする」をめざして

「今日もリハビリやってもらおう

 

私たちリハビリスタッフが悩んでしまう言葉です・・・

 

従来のリハビリは「やってもらう」ことが中心でした。

ですから、病院や施設にいるときは運動量がありますが、家に帰ると寝たきりや、座ったきりになってしまうケースが多いと感じます。

 

本来のリハビリは、「自分でできることは自分でする」ことです。

朝起きたら洗面所で顔を洗い、トイレで用を済ませ、食卓で食事をとり、外の空気を吸う、人と話をする、買い物に行く・・・、つまり当たり前の日常生活を送るという基本的なことがリハビリになります。

 

これからは介護予防の時代です!

 

主体的な生活。

 

機能的なリハビリの先にある、「目的意識」が大切です。

 

もっと歩けるようになったら、どこへ行きたいか?

腕が動くようになったら、どんな活動をしたいか?

どんな生き方をしていたいか?

 

などなど、自分らしくやりたいことの実現をめざしませんか?

 

当たり前と思っていたことでも、ひとつひとつ自分でやってみませんか?

 

そして「できる自分」を素直に褒めてください!

 

家族の方はできる親を称えてください!!

 

生活リハビリの効果・・・事例発表(平成26年12月20日)

京都老人保健施設協会での研修会発表の様子です。


26年度に「生活リハビリテーション効果検証事業」が行われ、京都府下の老人保健施設が生活リハビリへ意識的にとりくみ、その効果を検証しました。


「生活リハビリ」といいましても、その解釈は幅広いため、京都老健協会では施設ケアプランに適切に位置づけられたものとし、「ICFステージング評価」で生活能力を評価することとしました。


今回の研修報告では、取り組み期間(26年7月~10月)のうち、ケアプランにのせて取り組んだ項目のうち、なんと95%で維持され、そのうち20%には改善がみられたと結論づけています。


普通の生活を最適に支援することで得られる効果!


協会からの依頼を受けて、当施設は事例報告を行いました!!!

発表してくれたのは2階フロアの福永介護福祉士、そして塚本OTです。

 

腰痛を訴えて居室へ閉じこもりたがるケースでしたが、トイレまでの歩行をリハビリ練習場面から、生活場面へケアスタッフへと無理なくバトンタッチすることで、動作能力が改善していきました。さらに、歩いている間にスタッフとの会話を楽しまれるようになり、集団活動へも参加され、生活に変化が生まれたケースの紹介です。


日々のとりくみを、コツコツと積み上げていくことが大切ですね!!


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